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■: 月姫  ID:16c2a71f2
[2025-03-05 07:57:46] [×]
遠い昔...ある者達によって、世界は、破滅に追い込まれた。
その、ある者達の名はー...「吸血鬼」。

ところが、破滅寸前、たった1人で、吸血鬼に立ち向かった者がいた

名は、巫女。

巫女は、女王を倒せば、他の吸血鬼も身動きが取れなくなるだろうと、考え、女王を倒すことを一番に戦った

そして、巫女と相打ちで、無事、吸血鬼の女王を倒すことに成功。

そして平和が訪れた。

だが....

ある日、あの出来事から20年後。
ある予言が届いた


また....
戦争が始まる







木の葉が舞う季節になりました。

はじめまして!私は、桜 瑠華!元気が取り柄の、現役中学生!
今は、わたしの通う学校、万梁宮中学校に向かっています。

あ、万梁宮中学校っていうのは、全国に名を轟かせる、超有名校!
受験も難しくって、人クラスは、たった20人ほどなんだ。

「はあ~...いつみても大きいな」

万梁宮中学は、政府の援護設けているらしく、校舎すべてが、きれいで、新しい

瑠華は、鼻歌を歌いながら、靴箱に向かう。

すると

「瑠華。おはよ」

声とともに、そっと、肩が叩かれる

「あ!美瀬!おはよ!」

そういうと、美瀬はニッコリと微笑んだ

高宮 美瀬。私の幼稚園からの親友。

おっとりしてて、ちょー美人!
でも見た目では、想像できないほど、ほんとは気が強くて、かっこいいんだ。

「あ。聞いた?今日集会らしいよ。」
「えぇ?集会...?私多分開始2分でねるかも~」

わたしの言葉に美瀬が笑う。
今日は廊下に伝わってくるほど、ポカポカしてて、なんだか気持ちいい。

こういう日って、「平和だなぁ」って改めて思う。

でも、このときは想像できなかった。

この生活すべてがある者たちにぶち壊されることを....





「えー...そもそも君たちはなんのためにー」

(....あー..疲れた。)

開始二十分が経った。
ただ一向に話が終わる気配がない。

(あーあぁ...誰か来て、この話終わらせてほしい)

そんなふうに軽々しく思ったのに悪気はなかった。

実現するなんて思ってなかったんだ。


それから5分も立たぬうちに、何処かからか、誰かの悲鳴が聞こえた

皆が少しそちらに耳を傾けたときだった


ぶしゃっ

(え...?)

ある生徒の首が、いきなりとんだ。

血が吹き出る

と、同時に、その生徒の血がしたたるナイフが、その場に落ちた

その瞬間

「きゃー!!!!」
その場にいたひとたちの悲鳴が響いた

ナイフが飛んできた方を見ると、そこには五人の何者かが立っていた

なぜかはわからないけど、直感的に、人間じゃないことはわかった。

その五人の1人が

「あっちゃ~外れちゃったかぁ。女王様はともかく、巫女を見つけ出して早く殺さないと」

「前みたいに邪魔されたくないしね」

という、意味不明な会話が聞こえてくる


「まあ、巫女と女王には、俺達の攻撃は効かないし、片っ端から攻撃していったらわかるんじゃない?」

という、恐ろしいことを言い出す

「そうだね~じゃあみんな。ごめんけど、時間ないから、片っ端からやっていくね?恨むなら巫女を恨んでねえ」

(え?)

その五人の1人の言葉とともに、五人は、ナイフや、呪符のようなものを、こちら側に投げてきた

「きゃー!!ぐへっ」

「ぐわっ」

どんどん攻撃があたっていく

そしてみるみるうちに、血の海が広がる

「瑠華!こっち!!私達だけでもにげなきゃ!」

美瀬が呆然とするわたしの手を引っ張り、体育館から出る

「はぁはぁ...ど、どうなってんの??み、みんなが...」
「今はとにかく走って!!」

いつもとは違う美瀬がそう強く言った





やっとのこと、学校も出れて、撒けたかと思ったが....

ヒュン

「「!!」」

さっきの五人がいきなり私達の前に現れる

「あいつらは違ったし、この二人のどっちかだね?」

違った...?まさか...み、みんな

「あの...さっきから話してる巫女って...?」

なんとか冷静を保ちながら、美瀬が聞く

「巫女?話したくもないけど..ま。いっか。.俺達吸血鬼はさ、あいつに全滅
されかけたんだ」

(きゅ、吸血鬼?)

「そんなとき助けてくれたのが、女王のルカ様。あの人がいたから、俺達は死なずにすんだんだ」

「でも結局、巫女と相打ちになって死んだ...」

「女王様がいない今、もう人間どもを破滅させる気力は俺達に残ってなかったんだけどね...でも...ある日、予言玉で、神の予言を聞いたんだ」

(...え???よ、予言玉??予言??)

「今日、この学校に、転生した、女王様と憎き巫女があらわれるだろうって」

「「!!」」

二人が息を呑む

「だから僕達は、巫女を殺して、今度こそ世界征服を達成しようって考えてたんだぁ」

(世界....征服....

まって...て、てことは、私達のどっちかが、巫女か、女王...!?)

「だから君たちどっちかには死んでもらわないといけないんだ」

「「!?」」

「片方が女王とわかった瞬間に、もう片方には即、死んでもらうよ」

ブルッ

からだが震えて、血の気が引くのを感じた。

(でも...確かめる方法なんて....)

「確かめる方法なら、いくらでもあるよ。確かめてあげる。」

そう言い1人が刀を抜く

(い、いやだっ!こ、このままじゃ、私達どっちかが死んじゃうってこと!?)

恐怖に怯え、フリーズしていた時


ぷしゅーっ

いきなり白い煙が広がる

「っ!なんだっ」」

吸血鬼の一人の声が聞こえたと同時に、私はなぜか、後ろに引っ張られる

「こっち!」
「わっ」

その声の主に、軽々と抱えられる

「!?どこ?瑠華!」

という美瀬の不安そうな声が、遠ざかっていく

わたしを抱えた人は目にも止まらぬ速さで、体育館を出た

おそるおそるみると、きれいな顔と目が合う

「な、なんですかあなたっ!」

「なにいってんだ?俺だよ。。巫女」

(へ?)

「み、巫女っていいました??」

「?ああ。その声と喋り方は、間違いない」

(わ、わたしが!??)

「巫女はまだ覚醒してないから、記憶がないんだよ?」

いつのまにか隣を走っていた、またもやきれいな顔のお人が、そうフォローを入れる

「まぁでも、転生しても、なんとなく前の面影はあるね」

「??あ、あの、とりあえずおろしてください!まだ美瀬が...」

「........あいつとは関わるな!」

「え??」

「あいつは、化け物だ」

(は!?)

「ちょっ、わたしの親友をそんなふうに...」
「女王 エルミア」

(え?)

「お前が巫女なら....あいつは女王だ」
(は...?)

その時一瞬頭の中に誰かのかおが頭を横切った。

その時、


「きゃー!!!」
という美瀬の声が聞こえる。

「瑠華ー!!!」

という助けを求める声。

「は、はなしてっ美瀬ー!!!」

(もし美瀬が女王じゃなかったら、口封じに殺されたりするんじゃ....!!!.)

「おねがいっ!はなして!!美瀬ー!!!」

必死に叫ぶが、もう届かない。

「....あきらめろ」

焦るわたしの声に、その一言が浴びせられた。

                               つづく



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