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【小説】きつねどもの戦い/76



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自分のスレッドを作る 8: シンプルなきつね 
[2023-06-20 23:08:05] [×]
 《【第一章】》
[オオカミ帝国の襲撃]
 
…かつて、人類は地球を支配していた。
人類は他にない高度な知能を持ち、生息域を発展させ、様々な物を生み出し…やがて陸地のほとんどは人類の支配下になった。
しかし、このような高度な知的生命体は人間だけではなかった。
かつて大陸から離れた所に島があった。そこには知能を持った獣がいた。
獣は船を作り、海を渡った。
そして大陸に流れ着いた。彼らは人の目に見つかることのない森で子孫を残し繁栄した。
そのうち…人類に見つかったのだ。
お互いは相手を敵とみなし、戦争をした。
しかし戦争は小規模で、長くは続かなかった。
そして戦争が終わった今、獣と人間は共存している。
これは、その獣たちの物語…
 
 
《【第一話】》
[戦争の始まり]
 
コプという名のきつねがいた。
彼にはなんの特徴もない。
強いて言えば他より運がいいくらいである。
彼がなんの意味もなく辺りを歩いていると、友人…いや、友狐のタルが来た。
タル「あ、コプ!さっきキツネザケを釣ったんだ!こむさんと食べてよ!」
コプ「え、ほんと!?ありがとう!」
タルが釣ったこのキツネザケだが、とても大きい。コプらなんかに食わせずに専門家に寄贈したほうがいいんじゃないかな
コプは家にキツネザケを置いて庭に横たわった。
コプ「…ひまひまぁ…」
すると、サイレンが村中に鳴り響いた。
コプ「んふォぶんnぅえgめらどぼ」
放送「緊急事態!緊急事態!オオカミ山の方からオオカミの大群が襲来しました!住民の皆さんはすみやかにリーダーの家の地下避難シェルターに避難してください!繰り返します!…」
コプ「えぇ…キツネザケどうすれば…」
コプとこむは急いでキツネザケを調理してシェルターに持って行った。
こむ「シェルターに持っていくの!?」
コプ「あぁ!」
こむ「まったく…」
シェルターには他の住民は大体来ていた。調理にそこそこ時間がかかったのだから当然だ。
すると、門の方から爆発音が聞こえた。
コス「飛行兵のミサイルか…」
コピ「なんでわかるの?」
コス「俺は昔オオカミ帝国軍との戦争に加わっていた。飛行兵がミサイルを出す音とかはよく聞いたからな…忘れることはないだろう」
コピ「ってかヤバくない?まだ来てない住民は結構いるよ…?」
コス「Tラボのやつらか…とりあえず俺は行く。」
タル「大丈夫なの!?オオカミの中には大きなロボットに乗ってるやつもいるって…」
コス「大丈夫だ。今回は爆薬を仕込んだヤリを使うからロボット兵であろうと問題はないはず。
あ、コピとコプとコックリとシッポ…あとコーコンも来いよ。」
コーコン「老狐なのに…」
コプ「俺!?あぁ…村はもうおしまいだ…!」
こむ(コプなんかよりも私が行ったほうが絶対いいような気がする…)
続く


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